2013年4月13日土曜日

「泣くな、はらちゃん」雑感

いやはや、本当にきれいな物語だったなぁと思います。

テーマは「どうやって世界を肯定するか」。
主人公は仕事の中でも、自分の意見もいえず、漫画のキャラクターに愚痴を代弁させるばかりの女性。

象徴的なのがこの劇中歌。
http://www.ntv.co.jp/harachan/sp03/01.html

世界の否定。自分と世界とを切り離して、小さな場所に逃げ込む。
主人公にとってそれは、自分の書いた漫画の世界だった。

でも、世界と自分を切り離すことなんてできない。
小さな場所にこもっても、無関係でいることはできない。
劇中では、漫画の中の「はらちゃん」が、それを伝えに現れる。

世界と無関係でいることはできない。
これを「逃げられない」と捉えるか、「世界は変えることができる」と捉えるか。
世界を否定するか、肯定できるかの分かれ目はそこにある。

自分が絵を書き足せば、本当に変わってしまう世界から来た「はらちゃん」、
その交流を通して、主人公は最終回でついに、見事に世界を肯定して見せる。

「戦いは好きではありません。でも防御はします。この世界を、好きでいたいので。」

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